
夫・繁蔵から長年道具のように扱われ、女であることを諦めていた七十歳のタツ子。そんな彼女の白く豊潤な肉体を「熟して甘い」と見出したのは、季節労働者の青年・リュウだった。熟れた果実の芳香と湿った土が充満する作業小屋で、果汁とともに暴かれていく老いた肌。母屋で眠る夫の目と鼻の先、若きオスの圧倒的な質量に貫かれたタツ子は、抗えない生の歓喜へと堕ちていく――。
総字数 約20,500字
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