――愛があれば、何でも乗り越えられると思っていた。
だが、世間はそんなに甘くない。
働いていた会社が倒産してしまい、日雇いの仕事で食いつなぐ日々。
駆け落ちした身で、親に頼るのも不可能な状況だった。
そんな中、アパートに大家さんがやってきた。
今回も支払いができないと告げると困った表情を浮かべる。
「これ以上滞納となるなら……
ここから出て行ってもらうしかないですかねぇ……」
「それだけはご勘弁を……っ!
僕たち、他に頼る先がないんです……っ!」
夫婦揃って大家さんに頭を下げる。
「それでしたら、一つだけ……
とっておきの方法がありますよー♪」
そして彼女は先ほどまでとは異なる、
妖艶かつ不敵な笑みを浮かべながら口を開く。
「お二人は… ・・・・・・・ 続きを読む





