凝りをほぐす。ただ、それだけのはずだった。
夫に勧められて、整体院に通い始めた
保育士の若妻・桐島詩乃、29歳。
抱っこ腰痛と手首の疲れを、
「施術として」受けるだけ――。
そのはずが、通うたびに、建前が細くなる。
これは、施術台の上で人妻がほどけていき、
自分から次の予約を入れるまでの記録。
■ 何をするゲームか
部位を選んで、押す。それだけ。
肩・首・背中・腰・太もも――
あなたが押した部位で、声と表情が変わる。
同じ部位を続けると、反応は一段ずつ深くなる。
施術中は「からだの様子」が動く。
つかれ・ほぐれ・けいかい・かいかん。
けいかいが下がり、かいかんが上がるほど、
彼女は「ここも、お願いします」と言い出す。
来店を重ねると「なか ・・・・・・・ 続きを読む











