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これは? どういうことですかね?」
机の上には、銀行の帯付で5本。
私が独身の頃に溜めていた、旦那にも内緒のお金。
「三原教授は大学で大きなお力を持っているとお伺いしております」
「いやいや、私なんてたまたま研究の成果が出ただけで、教授なんて肩書与えられた若造ですよ」
30代後半、私とそう変わらない年齢に見える三原教授は、謙遜しているものの
自身に満ちた表情で、こちらを見つめていた。
「……実ちゃん。息子が今年受験で、かなり追い込んでいるのですが成績がついてこない状況でして」
「ほう」
「旦那が東大からの官僚になったもので、実ちゃんに過度な期待をしていて、それがかなり重荷になって」
日に日にやつれて、目の下にクマを作って、ふらふらになりながらも模試の結果がE判 ・・・・・・・ 続きを読む








