「今日、歓迎会だからちょっと遅くなるね」
新しい会社へ転職した彼女・美優。
付き合って二年、同棲して半年。
彼女を疑ったことなんて、一度もなかった。
夜9時。
『二次会行くことになった!』
夜11時。
『今、高橋さんたちともう一軒いる』
そして、午前0時。
『ごめん』
『終電逃しちゃった』
それでも俺は、まだ彼女を信じていた。
会社の人たちと始発まで時間を潰すだけ。
そう思っていたのに――。
返事が少しずつ遅くなる。
電話には出てくれない。
送られてきた写真には、二つのグラス。
そして「みんなといる」という彼女の言葉にも、少しずつ違和感が混じり始める。
『今誰といるの?』
『何人?』
やがて返ってきたのは、
『高橋さんといる』 ・・・・・・・ 続きを読む




