【あらすじ】
大学三年の春。佐倉透には、一年つきあっている恋人がいる。
同じサークルの後輩、天瀬真琴。少し寂しがりで、いつも透の方を見ている女の子。
就職活動が本格化し、透は次第に真琴と会う時間を減らしていく。
返信は遅れ、約束は流れ、「今度でいいよ」が積み重なっていく。
やがて、真琴の様子が少しずつ変わりはじめる。
返信の時刻が深夜にずれる。知らない香水の匂い。
そして、透の前でだけ、彼女はスマホを伏せて置くようになった。
サークルの先輩、久瀬涼介。
透が見ていなかった時間を、その男は、ずっと見ていた。
「最近さ、……会えてる時間が、少ないね」
「……ううん。なんでもない」
その言葉を聞き返すかどうかで、二人の結末は変わる。
【三つの ・・・・・・・ 続きを読む








