■■■ 作品紹介 ■■■
二年続きの冷夏により、山間の小村は飢えに沈んでいた。
村人たちが最後にすがったのは、途絶えたはずの古い伝承。
「巫女を神へ捧げれば、雨が戻る」
次の生贄に選ばれたのは、村人たちを支えてきた巫女・栞。
清楚で優しく、誰よりも穢れを知らなかった彼女は、
村を救うための‘贄’として運命づけられていた。
儀式の前夜。
古い慣習という名のもとに、栞は逃げ場を失っていく。
彼女を救おうとするのは、幼馴染の青年・悠人。
栞を巫女ではなく、ただ一人の少女として愛してきた彼は、
儀式の夜、禁忌とされる「神門」へ踏み込む。
魂を差し出すか。
古文に記された‘名代’の秘儀に賭けるか。
それとも、何もできないまま彼女を見送るのか。
村 ・・・・・・・ 続きを読む











