「お母さんと、いつかはシてみたいのかなって……そう、思ったんだけど……」
反抗期の息子が閉ざしたドアの向こう側。そこには、完璧な母親を演じてきた私が決して触れてはならない、あまりにも生々しい「秘密」が隠されていた。 偶然手にした一枚のDVD。そこに映し出された背徳的な親子愛の光景は、私の奥底に眠る飢えた本能を呼び覚ましていく。 沈黙に支配された食卓で、私は息子へ宣戦布告を突きつける。 母親という仮面を脱ぎ捨て、一人の女として愛を乞う時。実の息子の瞳に宿ったのは、戸惑いではなく、獲物を狙う「獣」の光熱だった――。
総字数 約9,000字(読了時間 約18分)
〈本文より抜粋〉
テレビの裏側、入り組んだ配線の奥まった暗がりに埃の塊を見つけ、そこへ手を ・・・・・・・ 続きを読む
