【ストーリー概要】
気付けば、もう三十路手前になっていた。
自分だけまともに就職も出来ない中、周りの友人はみな結婚し、育児に勤しみ、
充実の日々を送っていた。
そんなある日、初恋の幼馴染・莉緒から電話が届く。
――――「あ、圭太?わたし、結婚するんだ」―――
タタンタタン…タタンタタン…。
田舎を走るローカル電車、優先席の隅で、一人の男の嗚咽の声が車内に響いた。
「う、あぁっ…あっ…あぁあぁぁっ…」
どうしてっ…どうして俺はいつも、大事なものに後から気付くんだっ…!
もう、取り返しなんて…つかないのにっ…!
――――ガゴォッ!!
凄まじい轟音と共に体が大きく跳ねたと思った次の瞬間…、俺は暗闇へと落ちた。
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