颯太(そうた)は、隣人の大村 凛(おおむら りん)を実姉以上に慕っていた。
物心ついた頃から母の代わりに面倒をみてくれた凛は、颯太にとって誰より素敵な女性だった。
そんな素敵な女性だったからか、凛はスカウトされ、地下アイドルとして人気になった。
凛の母、美代子(みよこ)も、昔憧れたアイドルになろうとする娘を応援していた。
凛の視線が、自分からファンに向かっていることに気づいた颯太は、密かに悲しみに暮れていた。
そんなある日の帰宅中、俯きながら歩く颯太に声をかける男がいた。
男は颯太の悩みを見抜き、とある音叉を手渡した。
男曰く、「この音叉から出る音を聞かせると、意中の相手を思い通りに操れる。
ただ、音叉を使う程に理性は失われていく。」のだと。 ・・・・・・・ 続きを読む



